あなたのミッションはなんですか?
まず、業務効率化を迫られている建設産業の方々に対して、IT業界だからできる価値を提供するのが会社としてのミッションだと思っています。
私は開発部門なので、営業やサポートと違ってお客様と直接関わりを持つ機会はありませんが、システムを通してお客様の業務効率化に対してしっかりと価値を提供できるように開発をしていくことが自分のミッションだと思います。
実際の仕事内容はどのようなものですか?
今はエンジニアリング部門のマネージャーをしています。
マネージャーと言ってもメンバーを管理するというスタンスではなく、メンバーの様子を見たりとか、状況を気に掛けることをしていますね。
エンジニアは全員が同じ仕事をしているわけではなく、チームだったり、一人一人が様々なプロジェクトに関わっています。
私自身は、主に自社の主力製品である現場クラウドOneの開発部門の取りまとめを任されています。
開発プロジェクトはエンジニアチームだけで機能するわけではなく、セールスやカスタマーサポートとの連携が大事だと思っているので、開発だけに集中するのではなく、他の部門の声も聞き、エンジニア側との意見をすり合わせながら、全体の方向性を決めたりしていますね。
どのようなチームで仕事をしていますか?
先程の現場クラウドOneのプロジェクトでいうと、僕を含め12人のチームです。年齢はバラバラで、20代後半が半分ぐらい、30代は僕だけで、あとは40代です。
チームって『生き物』だと思うんです。チームの中にいる人や、その時々の状態によっても違います。
エンジニアとしては、そういった中でも常に『作る』ということを考え続けることが大事かなと思います。
僕は、元々は作る方を専門でやっていたのですが、その後プロジェクトチームを運営する側に回りました。
今は常にチームのメンバーがどういう状況かを見ながら、チームで作ることを大事にしています。
『エンジニアリング』とは
エンジニアリングという言葉を説明するのは難しいですが、エンジニアリング自体が物を作ることなので、作り続けることかなと思っています。
そして、最終的には作ったものを世の中に出すこと。
手法などにとらわれずに、そこをやり続けることがエンジニアリングなのではないかと思います。
現場サポートの『エンジニアリング』はどのようなものでしょうか?
現場サポートのエンジニアリングの特徴は、現場に裁量があることだと思います。
一般的にはプロジェクトマネージャーはプロジェクトを管理して完了させることが仕事なのでチームの上に立つようなイメージがありますが、私はプロジェクトマネージャーはエンジニアの上にいるというより、むしろ横にある存在だと捉えています。
個々の意思や意見を全部管理するのではなく、一緒に考えて作り上げていく役割ですね。
特に現場サポートでは『自律主義』という1人1人が自律して動くという行動原則があります。
エンジニアリングもそういう側面が強いと思いますし、それが自分たちの会社の良さだと思います。
印象に残っているプロジェクトについて
自分が入社3〜4年目にやっていた現場クラウドOneのプロジェクトですね。その頃は20代中盤で、若手3人のチームでした。
何もやり方がわからない状態から、先輩に聞いたり、勉強をしたり、3人で協議していって、進めるのには苦労しましたが、それを形にして世の中に出し、動かすことができたというのが印象に残っています。
現場サポートの今後のビジョン
今は2030年に向けて会社の今後の方向性などを定義しているところですが、最初にお伝えしたように、『建設産業に対してIT業界だからできる価値を提供する』というミッションは変わらないと思います。
ただし、そのミッションに向かって会社や自分がやるべきことは日々変わってきますので、それに対して現場サポートらしさを残しつつ、自分たちの全力が出せればいいのかなと思います。
最後に、本記事を読んでいる方へメッセージをお願いします
僕自身は、仕事に対して前向きな方と一緒に仕事ができたらいいですね。
求めるスキルや考え方の違いは人によってそれぞれありますので、そこは話しながら、お互いを解っていけばいいのかなと思います。
物を作って誰かのためになるというのはこれ以上ないことだと思うので、それを楽しんでもらえたらいいですね。
『作る』というのは、カタカタとキーボードを打って作業するということだけではなく、価値自体を作っていくということだと思います。そのことに邁進できるのは幸せだなと思います。